人事異動で「左遷」されたときに、まず考えるべきこと|大事なのは左遷された後

この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら人事異動で納得の行かない辞令を受けたのかもしれません。それは、いわゆる「左遷」と捉えられるような人事だったのかもしれません。

それは、理不尽だったり、何かの当てつけだと思うかもしれません。

私自身、最近「左遷」と思われるような人事を受けました。ショックでした。悔しくて、眠れない夜もありました。

この記事では、同じような想いをされている方のために、少しでも今後の会社員人生をうまくやっていく上で、タメになるようなことを話していきたいと思っています。

あなたの人事は「左遷」なのか?

あなたは今、「左遷された」と感じているのかもしれません。でもそれって、本当に「左遷」なんでしょうか。

「左遷」とは、「低い役職・地位に落とすこと」です。ただ単に、あなたの希望が叶えられなかっただけでは、「左遷」とは言えません。

例えば、ずっと営業で頑張ってきて、成績も常にトップクラスで、次は管理職か?と思っていた営業マンが、総務行きを命じられたとします。

総務行きを命じられた営業マンは「なんで俺が!?」と思うかもしれません。左遷と思うかもしれません。

しかし、客観的に見れば、この人事は、管理職や幹部社員にさせる前に、「一度会社全体を見てみろ」という意味での総務ポジションへの配置換えだったりします。一概に「営業がだめだったから」というものでもないでしょう。

別の職種への配置換えだったり、地方への転勤だったり、子会社への出向だったり、その一面だけを捉えて「左遷」と思うのは早計かもしれません。

納得が行かないなら、上司に「どうしてこんな人事になったんですか?」と酒の席で聞いてみるのも一つの手かもしれません。意外な会社の方針が見えてきたりします。

 

なぜ「左遷」されたのか?

もしあなたが本当に左遷されたのだとすれば、何か心当たりはあるのでしょうか。

  • 成績が振るわなかった
  • 仕事上で大きなミスをした
  • 上司とソリが合わなかった

などいろいろ考えられることはあるでしょう。

もし、なんとなく、原因がわかっているのなら、あなたも納得できるはず…って納得できるわけがないんですよね。理屈ではわかっていても、キャリアを左右するような辞令に対して、素直に納得できる人は多くありません。

実は私も左遷されたのは、「上司とソリが合わなかったから」なんですが、自分で選べない上司とソリが合わなかっただけでなんで自分が左遷されなきゃいけないんだ、と今も思っています。どうして私のキャリアをその時の上司が決めるんだ、と。

私は人付き合いがそれほど良くなく、上司に媚びるタイプでもないため、可愛がられる部下ではないのは承知していますが、仕事は自分なりにしっかりやっていたので、まさか「左遷」されるとは思ってもいなかったです。未だに納得できません。

「なぜ?」を考えることは、あなたの今までの仕事に対する向き合い方を省みる、良いチャンスなのかもしれません。振り返ってみて、それでもあなた自身が間違ったことをしていないと思えるなら、しっかりと前を向いて、次のステップへ進んでいきましょう。

 

 

大事なのは「左遷」された後

さて、辞令が出てしまったものは、よっぽどのことがない限り取り下げられません。大事なのは、左遷された後、あなたがどうするか、です。

希望していない仕事だから、腐って適当に仕事をやりますか?不貞腐れながら、時間を無駄に浪費するのは、一番やってはいけないことです。

自分の希望じゃないとしても、会社から給料をもらっている以上は、与えられた仕事にベストを尽くすのが当然でしょう。

まずは、与えられたポストで、与えられた仕事を、自分なりに一生懸命やってみる。そうすれば、辞令を受けた瞬間に感じていたイメージと、視界が少し変わってくるかもしれません。

今まで以上に辛い仕事だったとしても、出来る限りやってみましょう。誰かが、どこかで、あなたの仕事ぶりを見ているのかもしれません。

誰かに評価されなくとも、仕事に対して不誠実な姿勢を取るのは、何よりあなたのためになりません。

 

今後のキャリアを考えよう。「転職」という選択肢

もしあなたに明確なキャリアプランがあって、今の会社ではそれが実現できないとなれば、いくら安定した会社員生活と言えども、その会社から離れることを検討するべきでしょう。

人生は一度きりです。あなたを評価しない会社に縛られて、人生を終えてしまうのはあまりにも空しいです。

あなたに明確なキャリアプランがあって、あるいは自信のあるスキルがあって、もっと評価されてもいいんじゃないか、と思っている場合、「転職」はひとつの有力な選択肢でしょう。

確かに転職は勇気が必要です。あなたにはご家族もいるかもしれません。収入が不安定になれば、家族を悲しませるかもしれません。しかし、それはあなた次第なのです。

「他の会社の話も聞いてみたい」と思ったら、まずは転職サイトに登録するところから始めたらいいと思います。あなたの経歴やスキルを見て、「話をしてみたい」と思う企業はきっとたくさんあるはずです。

オススメの転職サイト

まず登録しておいた方がいい転職サイトとしては、以下の3つです。

  • リクナビNEXT・・・転職サイト最大手です。
  • ビズリーチ・・・管理職やある程度専門性を持った人は、このサイトへのの登録をオススメします。
  • 転機・・・このサイトでは、転職の際に企業の経営者と直接面談が出来ます。幹部を見定めて転職したい人はオススメです。

 

オススメの転職エージェント

転職エージェントでオススメなのは以下の3社です。

  • パソナキャリア・・・年収アップの転職支援実績が多く、キャリアアップを目指す人にオススメです。
  • DODA・・・20代~30代前半までの若手の転職支援に強いです。
  • リクルートエージェント・・・どんな業界にも対応できる総合力があり、実績十分なアドバイザーが多数在籍しています。

 

なかなか自分で探す時間が取れない場合は、「転職エージェント」に登録しましょう。エージェントは、あなたの代わりに他社の話を聞いてくれます。エージェントに希望やキャリアプランを伝えておけば、いろんな企業の反応を見ることができるでしょう。

個人的には、今の会社に在籍しながら、このような転職活動をすることをオススメします。一旦、会社を辞めて収入を絶ってしまうと、あせって自分の納得の行かない会社に転職してしまう恐れがあるからです。

余裕を持って、しかしスピーディに、しっかりと見定めて将来を考えるべきです。

 

左遷されて大成功した池上彰さん

ジャーナリストの池上彰さんは、皆さんご存知でしょう。難しい社会のニュースをわかりやすく人々に解説することで、一躍テレビで引っ張りだこの人になりました。

池上さんは、もともとNHKの報道記者で、各地で様々な事件事故を取材しました。その後、報道番組のキャスターを務めたり、NHK『週刊こどもニュース』のお父さん役として、子どもにもわかるようにニュースの解説をしました。週刊こどもニュースは10年以上もお父さん役を務めました。

その後、ジャーナリスト志望だった池上さんは、キャリアを全うするために、NHKで解説委員を希望するものの、「お前には専門分野がないから、解説委員はダメだ」と言われ、退社を決意します。

退社をしてフリージャーナリストになった池上さんの活躍は、皆さんご存知の通りです。

ジャーナリズム志向の強かった池上さんにとって、キャスターや週刊こどもニュースの出演は、本意ではなかったかもしれません。しかし、そこで培った「ニュースをわかりやすく解説する」というスキルが、今となっては多くの人が必要とするものになっていったのですね。

NHKにずっと貢献してきた池上さんにとって、「お前は解説委員になれない」と言われたことは、ある意味「左遷」と捉えられてもおかしくないと思います。

しかし、そこで「退社」という決断をしたことが、その後の成功につながりました。

※池上さんのエピソードは、楠木新著『左遷論』に詳しいです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です