大日本印刷の営業からサイバーエージェントのデザイナーへ転職|「大手ゆえの悩み…そしてベンチャーの風通しの良さ」

こんにちは、ヨシと申します。

私は以前、大日本印刷株式会社で、印刷営業をやっていました。印刷営業とは、印刷物を作りたいと考えている人たちから注文をとってくる仕事です。名刺、封筒、パンフレット、チラシ、雑誌、書籍、パッケージといったものが代表的なものになります。私はそのなかでも雑誌と単行本を担当しておりました。

クライアントはほとんどが大手出版社です。クライアント1社につき1〜3人くらいの担当者がついて進めていくというスタイルなので、雑誌や単行本の製造に最初から最後までほとんど関わることになります。

具体的には、クライアントへのヒアリングを行い、雑誌のアイデアだけではなく同梱物や販促物の企画も提示し、予算やスケジュールを決め、デザイナーや工場といった製造部門を手配し、最後に納品するというのが一連の流れになります。

日々の業務としてはやっぱりクライアントとのコミュニケーションをとることが優先されます。メールをチェックして必要があれば先方へ出向き、話を持ち帰って製造部門に指示を出します。製造部門は日付が変わるくらいまで仕事をすることが多く土曜出勤することも日常茶飯事だったので、私は管理者だったので当然立ち会わなければならず、けっこう忙しい毎日になります。

それくらい働いて、年収は480万円くらいだったでしょうか。当然ですが、残業代が含まれてこの金額です。

 

大手ゆえ、会社への不満があってもどうしようもならない

大日本印刷というのは良くも悪くも大手企業なんです。大まかに仕事の枠組みみたいなものが定まってしまっていて、一個人がどうのこうのすることができる割合は非常に少ないです。だからあくまでその枠のなかで円滑に進めていける人材が重宝されるという傾向がどうしても強くなってしまいます。

面白い提案をするかどうかではなく、一番無難な提案が採用されるみたいな。でも数字は上げなくちゃいけない。

ノルマみたいなものはなかったのでその点ではまだマシでしたが、でも無難なことだけをやって営業成績を伸ばすっていうのはちょっと難しいです。なのでそれを5年、10年と続けるとちょっとキツくなります。

生活的には普通の生活は送れますけど、精神的にけっこうやられてしまいます。

会社に対してもっとこうしたらいいんじゃないのという意見はたくさん言いましたが、言ったところで採用されることもなく、逆に居場所がなくなってしまったというのも転職に至った原因の一つです。

 

あるプロジェクトの失敗で転職を決意

思い出すのは、ある一つのプロジェクトのことです。某出版社の単行本の仕事だったと思います。けっこう小さめのロット(出荷数)のものでしたが、クライアントに発注してもらえることになったんです。

当然予算は少ない。でも売り上げは、ある程度確保しなければいけない。それで無い頭をひねりながらいろいろと考えてアイデアを出しました。ちょっと有名なデザイナーさんに表紙を作ってもらって、ビジュアル重視でいくというものです。予算内にもおさまりそうで、我ながら悪くないアイデアだと思ったのですが…。

結果は散々なものでした。クライアントに脚下され、ありきたりなアイデアが採用されました。とくに何の魅力もないような捨て案が選ばれました。

重版などまったくかからないくらい全然売れませんでした。単行本の内容が固めの内容だったので、ビジュアル重視で思いっきりやったほうが効果は出たと今でも思うのですが。

それで自分の力のなさを痛感しました。クライアントを納得させられなかったのは自分なので。でもかといってこの環境でそういう力を伸ばすこともできそうにないので、一気に転職を決断しました。

 

サーバーエージェントにデザイナーとして転職

退職を決意した後は、リクナビNEXTを使って転職活動。とんとん拍子で株式会社サイバーエージェントにUI/UXデザイナーとしての転職が決まりました。

UI/UXデザイナーとは、主にアメーバブログといったWebサービスのデザインを行う仕事です。そのサービス自体もうある程度の地盤ができていたので、ユーザー数を増やすためにさらに使いやすくしていくというのが主な仕事内容です。

基本的には自社サービスなのでクライアントの意向といった制約がほとんどなく、けっこう自由にできるのがいいところでしょうか。印刷業界からWeb業界へとの転職は少々畑違いになるのでうまくいくのかどうか不安でしたが、印刷営業時代に一通りこなしたことがうまくいった理由だと思います。

営業からデザイナーとなるとまったく違う仕事のようにも映りますが、結局はたくさんの人の意見を聞いて、それをまとめながら形にしていくという点で共通しているので、そんなに変わりはないです。実際のデザイン能力はまだまだ勉強する必要がありましたが、コミュニケーションという点で負けることはないのでなんとかやっていけました。

 

年収は微増。そして風通しの良い社風に満足

年収は550万くらいになったので微増といったところです。ただ環境が全然違います。

大日本印刷のときは製造部門なんかに携帯電話を持ちこめなかったりしたのですが、サイバーエージェントの場合はその辺がすごい自由というか、風通しがよくて、環境によるストレスのようなものは一切感じませんでした。

ただ残業時間はそこそこ多くて前の会社と大して変わらなかったりします。モノを作る仕事の場合こればっかりはしょうがないです。

安定という意味では、前の会社の方が安定していましたが、前の会社を定年まで勤め上げるというのはちょっと考えられなかったので転職して良かったです。印刷とWebというものを両方経験していること、営業も制作もこなせるということは現時点で自分の大きな強みになっています。

 

営業はすべての仕事の基本

営業の仕事っていうのは、すべての仕事の基本になるものです。なのでどんな業種だろうが職種だろうが通じるものがたくさんあります。

営業から営業、営業から他職種と選択肢はたくさんありますが、営業としての自分の強みをしっかりアピールできれば必ず道はひらけます。

営業スピリットを前面に出して頑張ってください。

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