営業マンの転職図鑑
年収アップ転職を実現するための交渉術【営業職が使える具体的な方法】
転職ノウハウ年収交渉転職年収アップ営業職

年収アップ転職を実現するための交渉術【営業職が使える具体的な方法】

2026-02-16 公開

筆者アバター

この記事を書いた人

4回転職した元営業マン。専門商社・電機メーカー・営業代行・塾・イベント会社で営業を経験。 失敗と成功を繰り返しながら気づいたことを包み隠さず書いています。

営業職なのに、自分の年収交渉だけは苦手という人が多い。

私もそうだった。1回目の転職では提示された年収をそのまま受け入れて、後から同期に「交渉した」とあっさり言われて後悔した。年収30万円の差が生まれていた。

2回目以降は必ず交渉するようにした。具体的な方法を話す。


1回目の転職で年収交渉しなかった後悔

木材商社から電機メーカーへ転職した1回目のとき、内定の連絡とともに提示された年収は前職より少し下がっていた。

「大手メーカーだから仕方ない」「まずは入ってから結果を出そう」と思って、そのまま承諾した。

でも入社後、同期の中途採用者と話すうちにわかったことがある。同じようなスペックの人が、私より30万円以上高い年収で入社していたのだ。聞くと「交渉した」とあっさり言われた。

「交渉できたのか」と、このときに初めて知った。それ以来、私は内定後の年収交渉を必ず行うようになった。

2回目の転職では、提示額から30万円アップに成功した。3回目は20万円アップ。4回目は転職先の制度上、固定給の引き上げは難しかったが、インセンティブの計算方法について有利な条件を引き出すことができた。

年収交渉は「やるかやらないか」で決まる。やらなければ確実にゼロだ。


年収交渉の大前提:「交渉するのは当たり前」

年収交渉をすることは、失礼でも図々しくもない。むしろ企業側も「交渉があるかもしれない」と想定して、最初のオファーを出している。

特に営業職は「交渉力」が求められる仕事なので、自分の年収を交渉できない人材は「営業力が弱い」と見られかねない。堂々と交渉してほしい。

人事担当者に後から聞いた話では、「最初のオファーには多少の余裕を持たせている。交渉がなければそのまま、交渉があれば対応する」というのが多くの会社のスタンスだという。最初から満額提示するケースは少ないのだ。


年収交渉のタイミング

最適なタイミングは「内定後・承諾前」

内定をもらった後、承諾する前が唯一の交渉チャンスだ。承諾してしまったら、ほぼ交渉の余地はなくなる。

「内定ありがとうございます。条件について確認させてください」という形で切り出すのがスマートだ。

電話でもメールでも構わないが、できれば電話の方がスムーズだ。温度感が伝わり、「前向きに入社したいから交渉している」というニュアンスが伝えやすい。

交渉の期限は「3日以内」

内定承諾の期限が1週間あるとしても、交渉の意思は2〜3日以内に伝えた方がいい。「決断できない人」という印象を与えないためだ。


年収交渉で使える3つのフレーズ

フレーズ① 「前職の年収を参考にしていただきたい」

前職の年収を下回るオファーが来た場合に使う。「現在〇〇円いただいており、同水準でのご検討をお願いできますか」という形で、具体的な数字を出す。

このフレーズのポイントは「お願い」という表現を使うことだ。「〇〇円にしてください」という要求形式ではなく、「ご検討いただけますか」という相談形式にすることで、角が立たない。

使用例: 「内定のご連絡、ありがとうございます。大変ありがたく拝受しました。一点ご相談があるのですが、現在の年収が〇〇万円でして、転職に際して年収が下がることへの不安がございます。〇〇万円程度でご検討いただくことは可能でしょうか」

フレーズ② 「実績を踏まえてご検討いただけますか」

自分の実績(前年比300%・エリア1位など)を根拠に交渉する。「このような実績があり、御社でも貢献できると確信していますので、△△円でのご検討をお願いできますか」

実績ベースの交渉は最も説得力がある。「なぜその金額を求めるのか」という根拠が明確だからだ。数字を持っている営業職は、このフレーズが最も使いやすい。

使用例: 「前職では前年比150%の売上達成を2年連続で実現し、エリア内で表彰をいただきました。この実績を御社でも再現できると確信しており、その貢献を踏まえて△△万円でのご検討をお願いできますか」

フレーズ③ 「他社の内定もいただいているのですが」

複数内定がある場合に使える。「他社からも内定をいただいているのですが、御社を第一希望にしているため、条件が合えば入社を決断したいと思っています」

これは「競合させる」というより、「御社に入りたいから交渉している」というスタンスで使うのが正解だ。「御社が第一希望」という言葉を必ず添えることで、交渉への誠意が伝わる。

使用例: 「他社からも内定をいただいている状況ですが、御社でのキャリアに最も魅力を感じており、第一志望として考えています。条件面で〇〇万円でのご調整が可能であれば、御社への入社を決断したいと思っています」


交渉で気をつけること

要求額は「少し高め」から始める

最初から妥協点を提示してしまうと、そこからさらに下げられる可能性がある。「本当に欲しい金額」より10〜20万円高い金額から交渉を始め、落とし所を作る。

理由を必ず添える

「〇〇円にしてほしい」だけでは交渉にならない。「〇〇という実績があるため」「前職の年収が〇〇円のため」という根拠を必ずつける。

感謝の気持ちを忘れない

交渉しながらも、内定をもらったことへの感謝は伝える。「内定をいただけたことは大変うれしく思っております。その上でご相談があるのですが」という導入が、相手への敬意を示す。

「最終回答」を急かさない

交渉の返答に時間がかかる場合もある。「いつ頃お返事をいただけますか」と確認する程度にとどめ、過度にプレッシャーをかけない。


年収交渉に失敗したときの対処法

交渉しても「難しい」と言われることはある。そのときの対処法を用意しておく。

① インセンティブや賞与の条件を確認する

基本給の引き上げが難しくても、インセンティブや賞与の計算方法で有利な条件を引き出せる可能性がある。「固定給は難しいとのことで承知しました。インセンティブの計算方法について、もう少し詳しく教えていただけますか」と話を続ける。

② 「入社半年後の見直し」を交渉する

「今は難しいが、試用期間後に見直すことは可能ですか」という交渉もある。入社半年・1年後の昇給条件を確認することで、将来の年収アップの道筋を確認できる。

③ 入社後の目標設定をすり合わせる

「入社後にどのような実績を出せば、どのくらいの年収になりますか」と聞くことで、働き始めてからのモチベーションにもなる。


まとめ

交渉しなければ、確実にゼロだ。

1回目の転職でそれを知らずに30万円損した経験が、今でも生きている。企業側は最初のオファーに余裕を持たせている。交渉があれば動く、なければそのまま。それだけのことだ。

「自分で言い出しにくい」という人は、エージェントに代行してもらえる。私が3回目の転職で20万円アップできたのも、エージェントが交渉してくれたからだ。

👉 [無料登録はこちら](アフィリエイトリンクをここに設置) ※年収交渉はエージェントに代行してもらうことも可能です

👉 [無料登録はこちら](アフィリエイトリンクをここに設置) ※年収交渉はエージェントに代行してもらうことも可能です


※本記事は筆者の実体験をもとに作成しています。会社名・個人名・特定できる情報はすべて匿名化しています。

筆者アバター

この記事を書いた人

4回転職した元営業マン。専門商社・電機メーカー・営業代行・塾・イベント会社で営業を経験。 失敗と成功を繰り返しながら気づいたことを包み隠さず書いています。