営業マンの転職図鑑
転職が怖い20代営業マンへ。怖さの正体を理解すれば、最初の一歩が踏み出せる
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転職が怖い20代営業マンへ。怖さの正体を理解すれば、最初の一歩が踏み出せる

2026-04-23 公開

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この記事を書いた人

4回転職した元営業マン。専門商社・電機メーカー・営業代行・塾・イベント会社で営業を経験。 失敗と成功を繰り返しながら気づいたことを包み隠さず書いています。

「転職したい。でも怖い。」

最初の転職の前夜、私はスマホを持ったまま2時間何もできなかった。求人を何十件も眺めて、応募ボタンに指を置いては、止まる。それを繰り返した。

怖さの正体がわかれば、行動できる。4回転職してきた私が、あの怖さを分解して話す。


最初の転職前夜、2週間止まり続けた話

木材商社に入って3年が経ったころ、「このまま5年、10年を過ごしていいのか」という焦りが出てきた。

仕事自体は嫌いじゃなかった。でも毎朝同じルートを走り、同じ顧客に同じ提案をしていると、「自分はここで何かを積み上げているのか」がわからなくなってきた。

夜中の2時。スマホで求人を眺めていて、「これ、応募してみようかな」と思った瞬間、手が止まった。

「落ちたら?」「引き継ぎはどうする?」「次の会社でも通用しなかったら?」

不安が次々と連鎖して、その日は何もできずに眠った。翌日も同じ。気づけば2週間が過ぎていた。

このループを抜け出したのは、「怖さの正体」を一つずつ書き出したからだ。


転職が怖い理由は3つに絞れる

書き出してみると、頭の中でぐるぐるしていた不安は、結局3つにしか分類されなかった。

怖さ①「失敗したらどうしよう」

最も多い怖さだ。でも少し考えてほしい。「転職の失敗」とは具体的に何だろうか。

  • 次の会社が今より悪かった? → また転職できる
  • 内定がもらえなかった? → 今の会社に残れる
  • 年収が下がった? → 上げる努力ができる

転職の失敗は、取り返しのつかない失敗じゃない。ほとんどの場合、やり直しがきく。

私も2回目の転職(メーカーから営業代行)で「思ったよりきつい」と感じた時期があった。でも辞めたければまた転職できる、という事実が心の支えになった。そして実際に、次の転職でキャリアを立て直した。

一方、転職しないことのリスクも考えてほしい。今の職場が合わなければ、キャリアが停滞し続ける。「転職しない失敗」の方が、長期的にはダメージが大きいことも多い。

「転職に失敗した」という人に実際に話を聞くと、「あの転職が無駄だったかは、今でもわからない」という人が多い。転職の成否は5年・10年のスパンで初めてわかるものだ。

乗り越え方:「転職の失敗」を紙に書き出す。書き出してみると、ほとんどが「なんとかなる失敗」だと気づく。


怖さ②「今の会社に申し訳ない」

「お世話になったのに辞めるのは裏切りじゃないか」という罪悪感。

これは優しい人ほど感じる感情だ。営業として真面目に仕事してきた人ほど、この罪悪感は強くなる。「担当顧客を引き継いでしまうことへの申し訳なさ」「一緒に頑張ってきた同期や後輩への罪悪感」など、感じ方は人それぞれだ。

でもはっきり言う。

あなたの人生はあなたのものだ。会社のために我慢し続ける義務はない。

適切な手順で退職の意思を伝え、しっかり引き継ぎをすれば、それで十分だ。あなたが1人辞めても会社はつぶれない。あなたが無理して働き続けて心身を壊したとき、会社が責任を取ってくれるわけでもない。

私が最初に退職を申し出たとき、上司に「もう少し続けてみたら?」と言われた。その言葉に揺らぎかけた。でも「上司はあなたの人生の責任を取らない」という事実を思い出して、意思を貫いた。

数ヶ月後、私が転職したことを知った元同僚からメッセージが来た。「頑張れよ」という一言だった。辞めて終わりじゃなく、人間関係は続く。罪悪感を持ち続けるより、新しい場所で結果を出す方が、関係者への最善の答えだと思う。

乗り越え方:「転職は裏切りじゃない、キャリアの選択だ」と意識的に言い聞かせる。


怖さ③「自分に転職できるか不安」

「自分みたいなスペックで、他の会社に採用してもらえるのか」という不安。これが一番根深い怖さだ。

「自分は特別なスキルがない」「実績が弱い」「学歴が低い」。こういった自己評価が、行動にブレーキをかける。

でも実際に転職活動を始めると、多くの人が「思ったよりオファーが来る」という経験をする。転職エージェントに登録してプロフィールを入力しただけで、複数社からスカウトが届くことも珍しくない。

私も最初は「誰も採用してくれないんじゃないか」と本気で思っていた。でも転職活動を始めてみると、1週間以内に複数社から面接の招待が来た。「自分の市場価値は、思っていたより低くない」という発見だった。

不安の9割は、動く前に頭の中で作り上げた「幻の壁」だ。

転職市場において、20代の営業経験者はニーズが高い。「若くて、営業の基礎ができていて、成長意欲がある」という人材を求めている会社は、日本中に無数にある。

**乗り越え方:**まずエージェントに登録して「市場価値の確認」だけをしてみる。転職を決めなくていい。「自分の今の市場価値を知る」だけのつもりで始めると、怖さが大幅に減る。


怖くても動いた方がいい理由

転職活動は決断してから内定まで平均3ヶ月かかる。

つまり「今から動き始めれば、3ヶ月後には次の会社に移れる可能性がある」ということだ。今日動き始めれば3ヶ月後には変われる。でも先延ばしを続ければ、3ヶ月後も今のままだ。

20代という転職市場での価値が高い期間は、思ったより短い。 早く動いた人ほど、後悔が少ない。

私が25歳のときに感じていた「怖さ」を、30歳になった今振り返ると、「あの怖さはほとんど根拠のないものだった」と思う。でも当時は本物の怖さだった。

怖いのは当然だ。でも怖さは、動き始めた後に消えていく。動かないと怖さは消えない。


「転職しない」ことのリスクを考えてみる

転職が怖い人に、ぜひ一度考えてほしいことがある。

「転職しないことのリスク」だ。

今の職場で感じている不満が、来年には解消されるか。3年後には変わっているか。もしそれが「おそらく変わらない」なら、そのまま3年間を過ごすことになる。

3年間、何も変わらない環境に留まることの機会損失は、転職の失敗リスクと比べてどちらが大きいか。

また、年齢が上がるほど転職は難しくなる傾向がある。特に未経験の業界・職種に挑戦したいなら、20代のうちに動く方が有利だ。

「転職しない」という選択も、積極的な選択として悪くはない。問題は「怖いから動けない」という状態で惰性的に留まることだ。


最初の一歩の踏み出し方

怖さを乗り越えて最初の一歩を踏み出すために、最も効果的な方法を一つだけ伝える。

転職エージェントに無料登録して、プロフィールを埋めるだけ。

これだけでいい。転職を決めなくていい。応募しなくてもいい。

エージェントに登録して担当者と話すと、「自分の市場価値がどのくらいか」が具体的にわかる。「今の年収で転職すると、どのくらいのレンジの求人に応募できるか」も見えてくる。

情報が増えると、恐怖は減る。「怖い」という感覚の多くは、「わからない」から来ている。わかれば怖くない。

転職するかどうかは、情報を集めてから決めればいい。情報を集める行動は、転職の決断とは別物だ。


まとめ:怖さの正体を知れば、手が動く

転職の怖さは「失敗への恐怖」「罪悪感」「自己不信」の3つ。どれも、動き始めた後に消えていく類の怖さだ。

2週間スマホを眺めてループしていた私が動き出したのは、怖さを書き出して正体を確認したからだった。「具体的に何が怖いのか」を書いてみると、ほとんどが「なんとかなる怖さ」だとわかる。

怖いのは当たり前だ。でも動かないと、怖さは永遠に消えない。

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※本記事は筆者の実体験をもとに作成しています。会社名・個人名・特定できる情報はすべて匿名化しています。

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4回転職した元営業マン。専門商社・電機メーカー・営業代行・塾・イベント会社で営業を経験。 失敗と成功を繰り返しながら気づいたことを包み隠さず書いています。