転職活動の進め方【在職中に転職活動をする場合のスケジュール管理】
2026-02-19 公開
「転職したいけど、仕事が忙しくて転職活動する時間がない」
これは、転職を諦める最も多い理由だ。でも、在職中に転職活動をするのは不可能じゃない。私は4回とも、在職中に次の会社を決めてから退職した。
在職中に転職活動を進めるためのスケジュール管理を、具体的に話す。
「在職中に転職活動なんて無理」と思っていた頃の話
1回目の転職を考え始めたとき、私は「在職中には転職活動できない」と本気で思っていた。
当時の職場(木材商社)は、朝8時半から夜9時・10時まで働くのが当たり前の職場だった。土曜日も出ることがあった。そんな状況で「転職サイトを見る時間」「履歴書を書く時間」「面接を受ける時間」が取れるわけがない、と。
しかし、転職エージェントに登録してみると担当者にこう言われた。「在職中に転職活動される方がほとんどですよ。仕事しながら3ヶ月で内定を出された方も大勢います」と。
「本当に?」と半信半疑だったが、実際にやってみたら3ヶ月弱で内定が出た。在職中でも転職活動は必ずできる。問題は「やり方」だけだ。
在職中の転職活動:全体スケジュール
標準的なスケジュールは約3ヶ月だ。
1ヶ月目:準備フェーズ
やること:
- 自己分析・転職理由の整理(1〜2週間)
- 転職エージェントへの登録(2〜3社)
- 職務経歴書・履歴書の作成(エージェントに添削してもらう)
この時期のポイント:
自己分析と職務経歴書の作成を最優先にする。これをおろそかにすると、2ヶ月目に動き出してから書類選考に時間がかかるようになる。特に職務経歴書はエージェントに添削してもらうことで、書類通過率が大きく上がる。
エージェントへの登録は2〜3社が適切だ。1社だと求人の選択肢が狭い。4社以上になると管理が大変になる。
私のリアルな1ヶ月目:
3回目の転職活動のとき、1ヶ月目は「エージェント登録」と「職務経歴書の作成」だけで終わった。夜に1〜2時間ずつ作業して、職務経歴書の完成に2週間かかった。毎日少しずつでも前進することが大事だ。
2ヶ月目:活動フェーズ
やること:
- 求人への応募(週5〜10社)
- 書類選考・面接
- 並行して複数社を受ける
この時期のポイント:
「複数社を並行して受ける」ことが重要だ。1社ずつ受けていると、落ちるたびに一から探し直しになり、時間がかかる。5〜10社を同時に進めることで、面接の練習にもなるし、内定が出やすくなる。
また、第一志望ではない会社の面接を先に受けることで、「本番」に向けた練習ができる。面接は場数を踏むほど上手くなる。
面接のスケジュール調整:
面接の日程調整はエージェントに任せるのが楽だ。「オンライン面接を優先してほしい」「平日の夕方以降が望ましい」と最初に伝えておくだけで、かなり動きやすくなる。有給の使い方など詳しくはこの記事の後半のコツも参考にしてほしい。
3ヶ月目:決断フェーズ
やること:
- 最終面接・内定
- 条件交渉
- 退職手続き・入社日調整
この時期のポイント:
内定が出たら「すぐに承諾しない」ことが重要だ。複数社の内定を比較検討する期間として、最低1週間は確保する。
条件交渉は内定承諾前に必ず行う。年収・入社日・試用期間の条件などを確認し、不満があれば交渉する。承諾してからでは遅い。
退職手続きは1〜2ヶ月前に申し出るのが一般的だ。次の会社の入社日を確認した上で、逆算して退職日を決める。
在職中に転職活動するための3つのコツ
コツ① 面接は「有給」や「早退」を使う
「面接のために有給を取るのが申し訳ない」という声はよく聞く。でも有給は権利だ。理由を詳しく説明する義務もない。「私用のため」で十分だ。
私は月1〜2日を転職活動用の有給として計画的に確保していた。最近はオンライン面接も増えているので、エージェントに「オンライン面接を優先してほしい」と伝えておくと、昼休みや業務後で対応できることも多い。
コツ② 職務経歴書は早めに完成させる
転職活動の中で最も時間がかかるのが職務経歴書の作成だ。「いざ応募しよう」と思ったときに職務経歴書が未完成だと、動き出しが遅れる。
転職を少しでも考えたら、まず職務経歴書を作ることを最優先にする。完璧でなくていい。まず書いてみて、エージェントに添削してもらうことで磨いていく。
私が3回目の転職で気づいたのは、「職務経歴書を書く作業が、自己分析にもなる」ということだ。自分が何をしてきたか・何ができるかを言語化することで、「何のために転職するか」が明確になった。
コツ③ 「転職活動していること」は職場に言わない
在職中の転職活動は、基本的に会社に知らせない方が良い。知られると、社内の関係が複雑になることがある。エージェントを使う場合は守秘義務があるので、会社に連絡が行くことはない。
「同僚に話したら上司に漏れた」というケースは実際にある。親しい同僚であっても、転職活動中であることは伝えないのが無難だ。転職が決まって、退職の意思を固めてから伝えるのが最もリスクが少ない。
転職活動と仕事の両立で疲弊しないための工夫
在職中の転職活動は確かに体力的・精神的にきつい。私もそれを何度も経験した。
週に1日は「転職活動をしない日」を作る
毎日転職活動のことを考えていると、精神的に消耗する。週に1日は意識的に「考えない日」を作ることで、長続きする。
「今日やること」を3つに絞る
転職活動でやることは多い。求人を探す・職務経歴書を直す・エージェントと連絡を取る・企業研究をする……際限がない。「今日やること」を3つに絞り、それだけをこなすことで、無理なく続けられる。
内定が出るまでの期間を「投資期間」と捉える
在職中の転職活動は、疲れる。でもその3ヶ月の頑張りが、その後の数年間の働き方を変える。「今は大変だが、これは自分への投資だ」と捉えることで、モチベーションを保てる。
転職活動が長引いたときの対処法
3ヶ月を過ぎても内定が出ない場合の対処法。
応募先の業界・職種を見直す
ターゲットが絞りすぎていないか確認する。「この業界でこの職種のみ」という条件を少し広げるだけで、選択肢が一気に増えることがある。
職務経歴書を見直す
書類選考の通過率が低い場合は、エージェントに添削を依頼する。「何が書けていないか」を第三者に見てもらうことで、改善点がわかる。
面接のフィードバックをもらう
落ちた理由を聞けるエージェントを活用する。「なぜ落ちたのか」が分からないまま次を受け続けても、同じ失敗を繰り返す。
まとめ
在職中の転職活動は、準備と時間管理がすべてだ。3ヶ月のスケジュールを頭に入れて、今日から動き始めてほしい。「忙しいから」を理由にしている間は、何も変わらない。
私が4回の転職で一貫してやってきたことは、「辞めると決めてから動くのではなく、動きながら決める」ことだ。在職中に動くことで、焦らず、選択肢を比べながら決断できる。それが在職中転職の最大のメリットだ。
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※本記事は筆者の実体験をもとに作成しています。会社名・個人名・特定できる情報はすべて匿名化しています。
