営業マンの転職図鑑
営業職の志望動機の書き方|採用担当が見ているポイントと例文
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営業職の志望動機の書き方|採用担当が見ているポイントと例文

2026-05-25 公開

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この記事を書いた人

4回転職した元営業マン。専門商社・電機メーカー・営業代行・塾・イベント会社で営業を経験。 失敗と成功を繰り返しながら気づいたことを包み隠さず書いています。

志望動機で何を書けばいいのか、正直わからない。

私も最初の転職のとき、そう思っていた。ネットで「志望動機 例文」と検索してテンプレをコピペし、「御社の営業力に魅力を感じました」という一文を使い回していた。当然、書類選考で落ち続けた。

4回の転職を経て気づいたのは、採用担当が志望動機に求めているのは「熱意の表現」ではなく「論理的な文脈」だということだ。この記事では、私が実際に通過し続けた志望動機の書き方を、例文つきで解説する。


採用担当が志望動機で見ているポイント3つ

採用担当者は、志望動機を読みながら3つのことを確認している。

① なぜ今の会社ではダメなのか

転職理由と志望動機は表裏一体だ。「スキルアップしたい」というだけでは、「今の会社でもできるのでは?」と思われる。なぜ今の環境では限界があるのか、具体的に示す必要がある。

② なぜ競合他社ではなく自社なのか

業界や職種への熱意を書くだけでは不十分だ。その会社でなければならない理由を示さないと、「どこでもいいんだな」と判断される。企業研究の深さが問われる部分だ。

③ 入社後に何をしたいのか

採用担当は採用後のイメージを持ちたい。「御社に貢献したい」ではなく、「具体的にどんな営業活動をして、どんな数字を出したいのか」まで書けると一気に説得力が増す。


やりがちなNG志望動機パターン

落ちる志望動機には、共通のパターンがある。

パターン①「御社の〜に魅力を感じました」

会社のホームページや採用ページに書いてあることをそのまま引用しているだけ。採用担当からすると、「うちのことを本当に調べていない」と映る。どの会社にも当てはまる表現は避けるべきだ。

パターン②「スキルアップしたい」「成長できる環境を求めて」

主語が自分の利益になっている。採用担当は「この人が入社して、うちの会社に何をもたらしてくれるのか」を知りたい。自分が何を得たいかではなく、何を提供できるかを書かなければならない。

パターン③「貴社の理念に共感しました」

理念への共感は最低限の話だ。それだけでは動機にならない。なぜ共感したのか、自分のどんな経験と結びついているのかを加えないと、薄い内容になる。


通過する志望動機の構造

私が4回の転職で使い続けた構造はシンプルだ。

① 過去の経験(事実)→ ② 気づいた課題 → ③ この会社でやりたいこと

この3段構成で書くと、論理が通って読みやすくなる。

具体的に言うと、

  • ①では「前職でどんな営業をしてきたか」を数字や具体的なエピソードで示す
  • ②では「そこで感じた限界や、さらに挑戦したいと思ったきっかけ」を書く
  • ③では「だからこそ、この会社の〇〇という事業・環境で△△をしたい」と結ぶ

この流れで書くと、採用担当の「なぜ転職?」「なぜうち?」「入社後は?」という3つの疑問に自然と答えられる。


業界別の例文

ルート営業(消費財メーカー → 食品メーカー)

前職では担当エリアの小売店約120社を週次でフォローし、新商品の棚入れ率を着任1年で前任比150%に引き上げました。一方で、商品の幅が限られており、顧客の課題に対してより多様な提案ができる環境を求めていました。貴社は取り扱いSKU数が業界上位であり、顧客の棚全体の課題解決に関与できる点に魅力を感じています。入社後は既存顧客の深耕に加え、競合他社エリアへの新規開拓にも取り組みたいと考えています。

新規営業(IT系ベンチャー → SaaS企業)

前職では月間30件以上のアウトバウンド架電と週10件の商談を担当し、年間売上目標を2年連続で達成しました。ただし、導入後のサポート体制が薄く、解約率の高さに課題を感じていました。貴社はカスタマーサクセスと営業が連携する体制を整えており、単なる受注ではなく顧客の継続利用まで責任を持てる環境だと考えています。まずは新規開拓で成果を出しながら、中期的にはチームのロールモデルになりたいと思っています。

法人営業(人材会社 → コンサルティングファーム)

前職では中小企業の採用支援を担当し、1社あたり平均3ポジションの採用成功に携わりました。支援を続ける中で、採用課題の背景に組織設計や評価制度の問題があるケースが多く、より上流から経営課題に向き合う仕事に興味を持つようになりました。貴社が手がける人事制度の構築支援は、私が前職で感じた「採用の手前にある課題」に直接関わるものだと感じています。これまでの現場経験を活かしながら、クライアントの組織変革に貢献したいと考えています。


私が4回の転職で実際に使ったポイント

実体験から言うと、志望動機を書く前にやるべきことが2つある。

1つ目は、OB訪問や説明会で拾った「生の情報」を盛り込むこと。

私が3社目に転職した際、業界の展示会で偶然その会社のブースに立ち寄り、担当者と話す機会があった。その内容を志望動機に「貴社の〇〇担当の方とお話しした際、〜という課題を伺いました」と書いた。書類通過率が明らかに上がったのを覚えている。情報の一次性は強力な差別化になる。

2つ目は、「転職エージェントに志望動機を添削してもらうこと」。

私は毎回、エージェントに志望動機の草稿を送り、フィードバックをもらってから応募していた。エージェントは採用担当の視点を知っているので、「この言い回しは弱い」「もっと数字を出した方がいい」という具体的な指摘をもらえる。独りで書き直すよりはるかに効率が良かった。


まとめ

志望動機は「熱意を伝える文章」ではなく「転職の文脈を論理的に説明する文章」だ。

採用担当が見ているのは、なぜ今の会社ではダメなのか、なぜ競合他社ではなく自社なのか、入社後に何をしたいのか、この3点に尽きる。「過去の経験→課題→この会社でやりたいこと」の流れで書けば、自然と答えが揃う。

難しければ、転職エージェントに添削してもらうのが最も手っ取り早い。無料で対応してもらえるので、遠慮なく使ったほうがいい。

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